不正競争防止法

1999年にこの法律が施行されたことによって、Modチップ以外にも、コピーガードキャンセラーなどにもその影響が波及した。しかし、実際は今までと変わらずに、そういった製品が公然と家電量販店でも売られている。

Modチップとは

一般的に、ゲーム機に特殊な改造を施して使うチップの事を指す。かつて、プレステでバックアップソフトを走るようにして一世を風靡したが、1999年の「不正競争防止法」施行以降、この手のチップを表で売る様子を見かけることはあまり無くなった。(時々秋葉原の露天商で見かけることもあるが、値段は高めなのでお勧めできない。)

網をすり抜けて

コピーガードキャンセラーを例に取ると、『画質安定装置』という名で売られている場合が多い。これは、ビデオやBS放送のコピー制限のしくみは、テレビに表示されない部分に規格外の信号を入れて、ビデオデッキの自動画質制御乱すことで実現している。コピーガードにも、周期的に明暗が変化するものや、変な色の横線が入ってしまうタイプのものなどいろいろあるが、やっていることに大差はない。つまり、ここでコピーガードキャンセラーがやっていることは、あくまでもその規格外の信号を排除しているだけ行為であり、確かに画質安定装置と合法的に売ることができる。

この手のコピーガードが施されたビデオは、普通に再生する上でもCCD同様にビデオデッキやテレビにいらぬ負荷がかかっていることは言うまでもない。蛇足ながら、初期型PS2でDVDを再生するときにRGB出力からコンポジット変換するとビデオに問題なく落とせてしまうという現象が起きたが、これはRGB信号にコピーガード信号を入れることができないためである。

ニュースになったので知っている人も多いと思うが、CATVの有料放送をタダ見する機器が売られていることがニュースになった。音声には暗号化が含まれていないため、画像さえなんとかすればいいわけだ。おそらく、位相変調をかけていると思われる。この製品は、秋葉原の露天商などで普通に売られている。しかし当然のことながらそういった記述が書かれているわけではないし、実際買ってきてつなげても何も特に変わった点は無い。

Homebrew

じゃあ、なぜタダ見ができるというのか?それは、その機器を作っているメーカーないし、第3者のサイトに書かれている、指定された箇所のジャンパを切ったり、ファームウェアをアップしないとその機能が使えないからである。CATVのデスクランブル化装置の告発ニュースが、逆にいい宣伝になっただろうなぁ・・・。

この手の手法をHomebrewという。メーカーはあくまでも画質安定装置として売るわけだから法律には抵触しない。実際、その機能を使えるようにするには、前述したようにユーザの手でどうにかするしかない。メーカーとしては、箱を開けた時点で、保証はしませんよという感じになるし、あくまでもユーザーの手による改造であるため、法律で裁くことはできない。ちなみに、Homebrewとは自家酒造という意味。

結論から言うと、実際この手の製品は普通に売られているという現実である。

参考サイト