blog/2006-05-16


Total: 2145 / Today: 1 / Yesterday: 1

今まで、音楽を作るときは常に、自分の構想しているメロディーをどうMU100でどう再現するかを第一に考えてきた。しかし、どうもMU100ではだんだん不十分な気がしてきた。たとえば、ドラムロールを作るときに、薄くて乾いた感じにして、なおかつ重みがある音を出そうとするには、コンプレッサーで音を乾かしたあとに、ローファイで音を崩す必要がある。ここまではMU100でもできる。しかし、メロディーを加えるとなると、全体の整合性を取るには、どの音色にもある程度同じエフェクトをかけなければならないし、さらに奥行きを入れるためには、それにディレイエフェクトをいれなくてはならない。この時点で、3系統のエフェクトではとても足りない。

そこで考えたのが最近流行しているらしいVSTである。よくDJ Commandさんの日記でも話題になってるので、調べて見ることにした。VSTといえば、ホーミー*0をだすやつがあったなぁ。Delay Lamaだ。Shpongleとかでも時々使われている。長時間音を出すと高音域が増えて独特の味が出るアナログシンセみたいな音がでるアレである。

もっとも、アナログシンセの音は実際聞いたこと無いので、独断と偏見で↓みたいな音とする。060516_1.mp3

(Muzieで公開している曲の遙か彼方へのイントロ)

で、さっそく落としてみた。濃いイラストがなんともいえない。060516_2.jpg

ちょっとイメージしていたのと違った音だったが、この音色をMIDIでいじれば結構それっぽくなるはず。しかし、なんかににているなぁ・・・。と、数分後思い出した。確かDarknessという曲を作っているときに、ガガガガって音をMU50から出すときに、いろいろ悩んだ末、細かい音符をならべまくったときのアレだ。060516_3.mp3

(最初は、SlapBaseでやっていたがメロディにならなかったので、Rainという楽器でやった。)

このテクニックを組み合わせれば、おもしろそうな音になりそうだ。個人的には、UhhhhhhhOhhhhAhhhUhhhOhhhhAhhhhみたいな感じで声を出させたいと思っている。一応、これらの音は、倍音(カットオフ)と共振(レゾナンス)で解釈できる。たとえば、060516_1.mp3では、OhhhAhhhIhhhAhhhOhhhって感じで聞こえると思う。これは単純にカットオフとレゾナンスのつまみを最小から最大に、そして最小にしているだけである。これの応用でDelay Lamaでも認識してくれるとおもったが、肝心のDelay LamaがMIDIで定められているそのパラメータ変更を認識してくれない。

もう少し研究してみる必要がありそうだ。


Last Modified: 2021-11-01 16:33:47