blog/2010-10-19


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サーバーのセットアップ

サーバーOSは、Ubuntuの64bitにした。メモリの上限が512Mなのに64bitにする意味はあるのか疑わしいが、やっぱり時代は64bitだろう。さて、S@@Ses側でインストールされるUbuntuのバージョンは10.04で前のバージョンである。というか、最新版はまだ先週出たばっかり。とりあえず、Ubuntu Tips/インストール/Ubuntu 10.10 へアップグレードを行うにはを参考に10.10にアップする。

普段はWinSCPを使うことが多いが、どうもちゃんとコマンドを打てないのでTera Termを使うことにした。

Linux rad-xen-vweb?? ?.?.??-??-server #??-Ubuntu SMP Thu Jun 3 20:38:33 UTC 2010 x86_64 GNU/Linux
Ubuntu 10.04.1 LTS

Welcome to the Ubuntu Server!
 * Documentation:  http://www.ubuntu.com/server/doc

The programs included with the Ubuntu system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.

Ubuntu comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent permitted by
applicable law.

$

まずは、suでroot権限になる。

$su
パスワード:

sudo apt-get install update-manager-core

次に、/etc/update-manager/release-upgradesを修正するわけだが、編集ソフトがはいっていないためaptでnanoをインストールする。

$sudo apt-get install nano

でもって、

$sudo nano /etc/update-manager/release-upgrades

で、Prompt=ltsをPrompt=normalに変更。Control+Xで終了。

$sudo do-release-upgrade

でアップグレード開始。とおもったら、容量が足りない。調べてみるとbootドライブがたったの100M。とりあえず

$cd /boot
$ls

で内容を確認。

System.map-2.6.32-22-server  initrd.img-2.6.32-22-server
System.map-2.6.32-25-server  initrd.img-2.6.32-25-server
lost+found                    config-2.6.32-22-server
vmlinuz-2.6.32-22-server      config-2.6.32-25-server
vmlinuz-2.6.32-25-server     grub

なぁ、System.map-2.6.32-22-serverとか、古いバージョンのファイルっていらなくね?

$rm System.map-2.6.32-22-server
$rm initrd.img-2.6.32-22-server
$rm config-2.6.32-22-server
$vm linuz-2.6.32-22-server

なんとか、容量稼げた。アップグレード実行!今度はうまくいった。

$sudo do-release-upgrade

いくつかダイアログが出たが、設定は極力そのままにしておこう。/etc/securettyも、そのままでいいか。

あと、「grub-pcを設定しています」という画面が出てきた。おそらくブートローダーの位置を指定するのだろう。/bootデバイスは、100Mちょいのドライブなので、そこにGrubをインストール。なぜか2番目に表示されてるが・・・。

最後に「サポートが中止された(あるいはリポジトリに存在しない)パッケージを削除しますか?」というのが出るが不安なので、削除しないことにする。

で、リブート→起動せず。

おかしい。さっそくSaaSesに問い合わせてみる。すると、

「アップデートを行ってみたところ」とのことでしたが、その内容がUbuntu 10.10へのアップデートの場合、下記の箇所で問題が発生する場合があることを確認致しました。
  • /boot内にある2種のうち、古い側のものを削除した場合
  • https://wiki.ubuntu.com/LucidLynx/ReleaseNotes/jaの「Ubuntuサーバのネットワークアップグレード(推奨)」の方法でアップデートを行った場合、終盤の「不要パッケージの削除」を「する」とした場合 もし上記に該当する場合は、それぞれについて
    • -2.6.32.25を削除する
    • 不要パッケージの削除を「しない」
      と選ぶことをご検討下さい。

つまり、新しい方を残したのが原因らしい。したがって

$rm System.map-2.6.32-25-server
$rm config-2.6.32-25-server
$rm initrd.img-2.6.32-25-server
$rm linuz-2.6.32-25-server

が、正解らしい。

早速アップグレード実行。

$sudo do-release-upgrade

残りの手順はそのままでいいらしい。でもってリブート。

アップグレード完了後、シェルにはなぜか両方のバージョンが・・・。

Linux rad-xen-vweb?? ?.?.??-??-server #36-Ubuntu SMP Thu Jun 3 20:38:33 UTC 2010 x86_64 GNU/Linux
Ubuntu 10.10

Welcome to the Ubuntu Server!
 * Documentation:  http://www.ubuntu.com/server/doc
Ubuntu 10.04.1 LTS

Welcome to the Ubuntu Server!
 * Documentation:  http://www.ubuntu.com/server/doc

ちなみに、/bootの中身はこうなってた。

$ls /boot
System.map-2.6.32-22-server   initrd.img-2.6.32-25-server
System.map-2.6.35-22-virtual  initrd.img-2.6.35-22-virtual
abi-2.6.35-22-virtual         lost+found
config-2.6.32-22-server       vmcoreinfo-2.6.35-22-virtual
config-2.6.35-22-virtual      vmlinuz-2.6.32-22-server
grub                          vmlinuz-2.6.35-22-virtual

いいのか?これで?

次に、https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/UpgradeMaverickを参考に日本語リポジトリを有効にする

$su
$wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/maverick.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
$apt-get update

これで、サーバーのアップグレードは完了。

Webminの設定

Web上でサーバーの管理を行うというと普通想像するのがCpanelだが、今回のサーバーではWebminを使っている。調べてみるとサーバーというよりUnixそのものを直接操作できるらしい。しかし、どうも標準のテーマは使いにくい。そこで、Webminのテーマサイトを確認して使いやすそうなものを探していると、Stressfreeというテーマがあるのを見た。インターフェースはMacOSみたいで使いやすそうだ。というわけで、まず、これをインストール。

Webmin設定>Webminテーマ>Install Themeで、「FTP またはhttp URL から」の項目に、ダウンロードURL(http://webmin-theme-stressfree.googlecode.com/files/theme-stressfree-2.08.tar.gz)を直接入れて「テーマのインストール」をクリック。インストールが完了したら、Webmin設定>Webminテーマ>Change themeで「StressFree Theme」を選択する。これでインストール完了だ。

あと、サーバーの負荷状況を調べるために、MRTGを入れておこう。WebminstatsモジュールでWebminと統合できるようだ。Webmin設定>Webminモジュール>Installから、「FTP またはhttp URL から」を選んでダウンロードURLを「http://sf.net/projects/webminstats/files/Sysstats/1.6/sysstats-1.6.tgz」にする。「サードパーティ製モジュール」にwebminstatsといれてもインストールできるが、古いバージョンなので手動で。


Last Modified: 2010-10-19 19:31:00