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#navi(blog)
*靖国へいってきたぞ
事の始まりは、読売新聞の広告に出ていた『靖国いってみませんか』という広告であった。8月15日。ちょうど終戦60周年目である。というわけで、実家に帰るつでに最近何かと話題になる靖国神社に行ってきた。

靖国とは何なのか?果たして、軍国主義はどこに存在するのか?周囲の国の蹂躙はどこに存在するのか?を自分の目で見るためでもある。ついたのは大体14時頃。九段下駅から出てまず目についたのは、長蛇の列と、ものものしい警官の数と護送トラックである。とりあえず、集団について行き大鳥居につく。

*チラシ
配布されているチラシ(資料)も気になった。今回ゲットしたチラシは以下のの5枚だった。

+中共崩壊寸前
+「靖国神社を参拝しない!」と明言した民主と岡田を総理にしてはならない!
+内閣総理大臣 小泉純一郎は英霊との約束を守れ
+終戦60周年国民の集い
+スカイパーフェクTV 日本文化チャンネル桜

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1枚目のチラシは、靖国に入る前に中国系の人からもらった。チラシというより、中共へのプロパガンダだろう。中国共産党の殺人の歴史というのが書いてある。まぁ、これは靖国とは関係ないのでとりあえず、除外。書いてあることは正しいんだろうが、それが認知されるまでに少なくとも十数年ぐらいかかるだろう。

2枚目のチラシは、靖国の大鳥居をくぐってしばらく進んだところで、カギ十字のペンダントを着けたにーちゃんからもらった。おお!いかにも♪って感じで期待して読んでみるとがっかり。内容は、「靖国参拝しないと発言したから岡田を総理にするな」と書いてあるだけにしか見えない。というか、これまでプライドの安売り外交をしている時点でアウトだろ岡田は。というのが正直な意見。

3枚目のチラシも右翼っぽかったが、「小泉は参拝すべきである」程度の事で右翼というほどのものではなかった。まぁ、外界の圧力に屈して覆すなという点は同意できるが、解散総選挙となった今では、たぶん来ないだろうと思っていた。ナショナリズムにすらなってない。

4枚目は、実際境内で行われていた講演のものである。大音量で司会者が熱弁をしていた。耳を傾けてみると、戦争の苦労や、彼らの犠牲があって今の日本があるという形式の内容だった。まぁ、内心は「独立を助けてやったのに、韓国も中国を今は恩を仇で返している」と言いたげだったんだろう。そりゃ、正しくても発言しないほうがいいだろ。とツッコミたかった。せっかくの熱弁も、その後、若い学生っぽい人がマイクの前に立ったとき、似たような事をしゃべりだした。これでは、いかにも子供にそういう教育をさせた=自発性が感じられないという気がして自分にとっては、台無しもいいところである。

5枚目は、単なる放送の宣伝だった。
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思ったよりも収穫が少ない。境内ではチラシを配るなと書いてあるから当然といえば当然であるが、右翼どころか、ただの宗教の勧誘といった感じの内容だったのが非常に残念であった。