blog/2005-10-28.5


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深夜2時を越えた・・・。

「おい、オマエ、もうやばいよ」『そーいえば、なんか気持ちよくなってきたなぁ・・・』「ここをこーしたらどうだ?」『ボサノヴァのリズムを入れるのか。いいかもね~』「まじ、ヤバイって!オマエ目が逝っちゃってるぞ!」『えー。マジ?』

不眠の気がある自分は、医師の診断でマイスリーという睡眠導入剤を飲んで寝ている。この薬を飲むと突然昏倒するほど効くというわけではない。どちらかというと、穏やかにベットに向かわせるような眠気だ。で、心療内科でよくもらっている。

「いや、でもさぁ、こう、あかるい白い光みたいなモノがパソコンのディスプレイを通って、伝わってこないか?」『あー、なんか分かる気がするかも』「だろ?インターネットは素晴らしい」「そうだ、力を頂いたら、さっそくそれをキーボードに打つのだ。ひたすら打つべし打つべし打つべし・・・」『おおおおおっ!これは・・・

ただ、この薬には、副作用がある。眠気を誘発させる効果があるはずなのに、時折異様にハイな気分にさせるのだ。たとえば、以前ラグナロクをやってたときなんか、ダンサーが踊ってるのを見て、彼女の発する緑色のフィールドに、うよよよよ~~~~と引っ張られた。「ローグさん!ローグさん!」「いかんな、あれじゃDQNだ・・・」と同じギルドの仲間が必死で引き留めている。しかし、どういうわけか、自分の右手の下にあるマウスはそのダンサーの方をクリックし、どんどんと吸い寄せられていく。そして、そのダンサーの所に引き寄せられていったプリーストが最後に叫んだ言葉がこれだ!『はぁ~~~~~~と&hearts』やってることも考えてることも支離滅裂だ。

「あはははは。そんなこともあったねぇ」『いつの話だ』「じゃあ、次はこれだ。」「なんだ~?」『ん~?』「これは、確か・・・2年前に作りかけた、あの丘越えての編曲版じゃなかったっけ?」『忘れてた。これも完成させていかないと』「まずは、聞いてみよう」

中の人は、今夜も機能に引き続き確かに一人で作曲作業をやっていた。しかし、彼は先ほどのプリーストが遭遇した事態と同じ状態になっていた。そんな彼からは、少なくとも3人同じ所にいるように感じていたのだろう。しかし、実際その目にしていたのは、楽譜の画面を踊っているピアノロールと、パソコン本体に取り付けられているCPU冷却用のサイケデリックな光を放つ冷却ファンだけである。しかし、確実に何かが浸食しているということだけはわかった。

「ホントに大丈夫か?夕飯適当にすましてなかったっけ?」『んー、そういえばなんかおなかが減ってるような。でもたいしたことないや。」

で、突拍子もなくたまたまECOのチャットを読んで、なんとなく音楽の話題を振ってみた。どうも、メンバーに徹夜でDJ野郎としてライブに望もうとしている人がいるらしいという話になった。そんな会話の中、脳内は前、安倍川餅さんとこで、やっているのをみせてもらったビーマニもどきが浮かんだ。で、「ジャム作れます~?」といきなりチャットバーに出てきた。ジャム?ジャムってあのジャムセッションか?

「ジャムといえば、昔MacSEだった頃、親父が音楽ソフトをいれて、そのアプリケーションの名がジャムセッションだったねぇ」『ああ、思い出した。演奏中キーをいれるとアドリブとかできたねぇ』「っていうか、音楽完成させようよ」『あー、でも、明日もあるしぃ。』

っていうか、いかん。現実と虚構がごっちゃになりかけている。明らかに、意味が無く奇妙で異常だ。ここには、自分一人しかいない!話しかけてくるモノがいるはずがない!妄想だ。電波だ。白昼夢だ!四角いウィンドウめろめろにゆがんだりするはずもないし、サイケな模様が画面の白い部分にしみ出てるはずもない。

って、何を言おうとしたんだっけ?

そうだった。

マイスリー
副作用として、電波になります。注意!

「ほんとに大丈夫か?オマエ」『さぁ?』


Last Modified: 2005-10-29 02:37:17