快適な無感覚(Comfortably Numb)

仕事を始めてから、見事に鬱状態が悪化。仕事中眠い、夜眠れない、同じ場所にいるとテンパる。まさに、パニック障害+鬱の前段階である。とはいえ、お金をもらって仕事をしているので休むことは原則としてできない。好きな仕事ならば、どんなことでも耐えられると考えていた自分は大甘である。

とりあえず、先週から昔もらった薬を片っ端から試してみることにした。

トリプタノール
鬱になってから数年間にわたりお世話になった薬。もっとも効果が高いと思う。最初の1年は朝昼晩就寝前の4錠飲んでいた。
リーゼ
同じくお世話になった薬。基本的にほかの薬と併用としていた。眠くなる副作用が強く、あまり飲まなくなった。このため、一番残量がある。
パキシル
ある意味最強の薬。この薬のおかげで強迫性神経症、チーク症が直ったと断言できる。副作用に味覚がおかしくなると言うのがあったが、当時は薬漬けだったのであまり気にはならなかった。結果4ヶ月で鬱病のうちの2つが直ってしまったことになる。その直後、この薬が原因で自殺者が多数出たというニュースが・・・。
マイスリー
朝起きると眠いのに、夜は全然眠れない。起きているのか寝ているのかの境界が曖昧だったときに自分は、橋本駅で階段を上るときに失神しかけた。今でもはっきり覚えている。階段の段と段の間に白い空間が現れてそのまま倒れそうになったのだ。で、医師に相談したところ、この薬を処方された。気持ちよく眠くなる眠剤。しかし、ある程度回復してくると非常にハイになった状態でめちゃくちゃなことをして寝てしまうという副作用が出たため滅多に使わなくなった。
ドグマチール
鬱になったとき、自分はほとんど食事もできない状態だった。だから、起きているときは薬の効果がなくても朦朧としている状態。そこで、食欲が出る薬として2ヶ月間だけ処方してもらった。一気に体重が増えたことは言うまでもない。
アズロゲン
あまり、印象がない。トリプタノールが効き過ぎてきた頃(2005年ぐらい)にこの薬に変更になった。しかし、あまり安定したとは思えずしばらくトリプタノールと併用していた。
ジェイゾロフト
あまりイメージがない。これも、トリプタノールが効き過ぎてきた頃に変更になった。
デパス
本でよく話題になる薬で、OBもお世話になっていたが、自分には合わなかったのですぐにジェイゾロフトに変更になった。
ポリフル
これは抗うつ薬ではなく、胃腸薬にちかい。よく、ストレスがあるとすぐにおなかを下すという話があるが、それの対策である。いわゆる過敏性大腸。中学校時代にこういう病名にかかって入院した経験があるうえ、嫌なことならまだしも、遊びに行くときでさえおなかの調子が悪くなってたんだから、筋金入りだろう。
デプロメール
ひどく、吐き気を催した。その割に不安感が減らなかったためすぐに辞めて別の薬にしてもらった。
ドレトミン
これもイメージが薄い。眠剤代わりに使ってたような気がする。
トフラニール
トリプタノールににた名前なので聞くと思ったががっかりしたという記憶しかない。

このうち、残っていたのは、トリプタノールとリーゼとデプロメールとジェイゾロフト、ドレトミン。

で、まずは、トリプタノールから初めてみた。結果的にものすごい眠気と、独特の口の渇き、頻尿感が増えただけで今の自分にはいいとは思えない薬だった。本当に酷いときは、一日4錠も飲んでたのに。

次に、リーゼを朝と寝る前に飲むことにした。これによって、職場での不安感はだいぶ緩和された。眠くなるにはなるが、思ったほどでもなく割といい感じである。

あと、おなかの調子が例によって悪いのでポリフルを毎晩適用。


今週一週はこんな感じで過ごした。しかし、だいたい16時ぐらいになると頭がテンパりだしてパニックに似た状態になる。そこで、もう一錠リーゼを追加してなんとかやってきた。

うん。今日は調子がいい。思ったよりもデプロメールの効果が出ているようだ。吐き気が辛いがここ2週間で初めて明るい考え方になった。

とりあえず、自分の今後について考えておこう。

残業時間にもなると肉体的にも精神的にも疲れてきてわずかな物音でも気になってしまう。ちかくで会話でもしようものなら頭いっぱいに声が響いて頭痛として帰ってくる。

自分は、昔から家以外の1カ所に長時間いると言うことが苦手どころか苦痛以外のなにものでもなかった。それに耐えるためにいろいろ工夫はしていたが、結果的にそれは他人から見ると、「落ち着きがない」とか「集中力がない」というようにとらえられていただろう。何かに集中できているうちはいいのだが、それでも10時間となると限界がある。で、たまたま仕事が早く終わったので帰ろうとすると、「せめて残業2時間分ぐらいはいようね」と言われる始末。ますます、テンパる。果たして、これが性格なのか障害なのか不明であるが、ADHDの資料を見るとそういった下りがある。ADHD,ADDの人の適職ってどんなもの?

というか、就活で好印象を与えることができた会社で自己PRにした話題は全部ADHDの症状そのものなわけだが・・・。

仕事内容はまだ雑用で単純作業しかやらしてもらえないが、少なくとも自分の思い描く未来がある思えるから続けられてるが、その前に精神が参ってしまいそうだ。(いや、もう参ってるって)2時間後、みんなはまだ残業したいみたいだし。単に仕事熱心では片付けられない大きな壁を感じた。

精神障害者保険手帳への(いざな)

と、まぁ愚痴っていても仕方がない。なんらかの方法で残業時間を減らしてもらえればいいわけだ。じゃあ、なんらかの手帳があった方がいいだろう。と、到底死ぬ気で真面目にやっているとは思えない事を考えて、思いついたのが、精神障害者保険手帳

そういえば、SOAAの会で手帳はもっておいた方がいいよみたいなことを言われてたなぁ。で、早速調べてみることにした。「障害者」と聞くとキチガイみたいに感じられてしまうが、実際問題として数年前に鬱になっているうえ、それが原因でかなり文化的生活を阻害されている(鬱で大学多留+コミュ不全で就活浪人1)ので、十分に受ける資格はある。しかも、会社に入ってからはADHDが原因と思われる症状が原因で酷い鬱を抱えている。余裕で役満リーチもいいところ。まぁ、こう書いたところで「甘え」とか「ニート的発想」としか伝わらないのが残念ではあるが、言い訳っぽくなるので略。

これによると、受けられる支援は以下の通りである。

  • 所得税控除
  • 住民税控除
  • 相続税控除
  • 個人事業税減免
  • 自立支援医療費給付手続きの簡素化
  • 自治体運営交通機関の運賃減免
  • 公共施設等の利用料減免
  • 自治体運営住宅への入居優先
  • 携帯電話料金・映画料金・テーマパーク利用料金などに割引制度
  • 障害者雇用促進法による雇用の優遇2

まぁ、テーマパークや携帯電話料金はさすがに甘えすぎな気がするが、高い治療費をいくらか和らげる「自立支援医療費給付手続きの簡素化」や、「自治体運営住宅への入居優先」というのは夢のような話である。また、さきほどのSOAAの会で、会社の人事をやってる人から言われた「法律上定められた障害者枠を埋めたい企業にとって、比較的症状の軽いADHDの障害者を雇うことは会社にとって負担が少なく、非常にありがたい存在」なんて話もある。(って、余計甘えっぽいじゃないか!)そこまでうまくいかないにしても、実際空気が読めなかったり落ち着きがない態度などは出ていたようなのでそれ前提で受けるのと受けないのとでは大きな差がある。

とりあえず、今週火曜日に会社(というか社長)に無理を言ってADHDの精密診断を受けることにした。(実際予約したのは数週間前だが)理由はぼかすつもりだったが、平日に休むのは言語道断とまで言われたりしたので、結局本当のことを話してしまった。

ええ!!全部反話しちゃいましたよ!Webに対する集中力が暴走して本に掲載されるレベルになったものの鬱になったあげく治療のため多留!空気が読めずに友達なし!多就活浪人!でもって、今も薬漬け!社長も、唖然。でも、そこまで自分で抱えていたとはみたいな事を言って納得してくれたし、よくアイデアを出す社員という点は評価してくれた。あと、明日の休み時間に心療内科の予約もしておこう。デプロメールの残量が少ない。はっきり言って、ADHDの診断日は偶然だったとしても今回の騒動で会社に与えた損害はトライアル雇用の自分にとってはかなりマイナスであることは言うまでもない。

しかし、トライアル雇用とはいえ、仕事を続けるにせよ辞めるにせよ、この障害は一生がかかっているのだ。前に書いた、存在しない敵は結局、健常者と自分の世界の見え方の違いなのかも知れない。うみねこの鳴く頃にで言うところの魔女は‘い’ると主張する真里亞と‘い’ないと主張する戦人(ばとらー)のようなもんだ。自分達から見れば、確実に‘い’る。しかし、それ以外の人から見れば、戦人が魔女はトリックだというように、単なる「甘え」や「我が儘」でまかり通ってしまうのだ。そして、それがいつしか自分を追い詰める。だから、生きていくためには精一杯努力をしなければならない。